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【刀剣乱舞】波乱万丈、犯罪都市【名探偵コナン】

第19章 〜大阪心霊現象ミステリー 初日編〜



そんな彼女達の横を通って、小五郎とコナンは服部平次の元に歩み寄っていく。するとそれに気づいた平次もコナン達に片手を上げる仕草で近寄った


「よっ!大阪のラッシュも大したもんやろ?」

「ああ、東都に負けず劣らず歩きづらいったらねぇよ…。で、ここからタクシー移動だったか?」

「おん。さっきタクシー呼んだからな、そろそろ来ると思うで」


すでに気疲れしたのかげっそりしている小五郎に対し、服部は事前にタクシーの呼び出しを済ませていると告げると、女子達の方を見遣って「ほな行こか」と一声かける。彼らが現在立っている場所は、一般車両の停車地なのでタクシー乗り場の方まで移動するらしい。そのため各々自分の荷物を持ち直すと、服部を先頭にしてタクシー乗り場の方に歩き出した











麻衣達の一行が乗った安室の車は、高速道路を使っておよそ六時間かけて大阪に到着した。あれから安室は数珠丸に対して好感が持て、それを察したらしい麻衣とにっかり青江が後部座席に進んで座った。隣の助手席の方には数珠丸が

時刻はすでに昼時を迎えており、高速道路を降りた安室は近場に○ンビニを見つけてそのまま車を駐車させる。中でトイレ休憩も含め、簡単に昼ご飯を調達するためだ。そして彼らはその○ンビニで用事を済ますと、再び依頼者宅への移動を開始した。そこから一般車道を使って数十分が経過する中、高層ビルが建ち並んだ都会の景色が一変し、山や川の自然が見られる田舎のような場所までやってきた。少し広い住宅街の二車線分ある道路を進み、車は安室の運転の元、後部座席に座る麻衣が地図を持って誘導しながらやっと辿り着く事が出来た

そうして着いた先に待ち構えるのは、頂上付近に廃墟が建った小ぶりの山沿いにある三階建ての広い木造住宅であった。安室は一先ず車を塀に寄せて駐車させておき、麻衣と青江の二人が表札の真下のインターフォンを軽く一押し。直後にピンポーンという音が小さく聞こえ、家主の応答が返って来るのを暫し待ちながらも、麻衣は廃墟の方にジッと真剣な瞳を向けていた

まるで何かを観察するかのようにずっと、軽く十秒間はそこを注視し続けていたが、門扉の向こうで玄関が開いて家主が出て来るとサッと視線を前に戻した。そして二人の姿を見るとパタパタ駆け出して来るその人物に一礼を送った
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