第2章 入学
しばらくすると紫苑は口を開いた。
「何しに来たの?」
冷たく放った言葉だった。
「寂しそうだなって
俺は五十嵐が何が合ったか分からないけど俺はずっと五十嵐の味方でありたいそう思えただけだよ」
ルカはそう言って微笑む。
その言葉に私は何も言えなかった。
もしこの人なら私はの全てを受け入れてくれるんじゃないか?
そう考えるようにもなってしまった。
しばらく考えて言うことにした
「私さ、人を殺してるの」
そうポツリと呟くとルカは何も言わずに紫苑の顔をじっと見つめた。
「アリスでしょ?それは仕方ないと思うよ
そんなすごいアリス制御も効かないと大変そうだし」
ルカがそう言ってくれたから少し心がホッとした。
今までは人殺し。出てけ。など言われ続けていた。
アリス学園だから?だからこんなに優しいのかな
って考えるようにもしてみた。
ルカをふと見るとさっきと変わらない表情で紫苑を見てた。
「それと私月1に人の血を飲まなきゃ死ぬんだ…
小さい時は制御が出来なくて友達を殺した事もあった
吸血鬼野郎って呼ばれて、両親も殺した事もあった」
そう言うとルカはそう言って少し困った顔をした。
ほらね、こんな話をするとみんな怖がるし何処かまた遠くに行ってしまう
私はそう思って少し寂しい思いをした。