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黒猫と私【学園アリス】

第5章 未来


あれから2、3年経っていた。
仮面野郎から今までありがとうと言われ気持ち悪いとか思ったけどそのお礼にお金を貸してくれた。
私は今アパートで2人で暮らしてる。
2人?私とルカ?違うよ。棗でも無い。

「ママっー!」

外から声が聞こえる。

「ルナどうしたの?」

この子は私の子。
ルカの子なのか棗の子か分からなくて私は1人ずつ上の文字だけ貰った。
この子はどうかアリスでは無いようにと願いを込めて…

「お兄ちゃんがママに会いに来たって…」

そう言えばさっきインターホン鳴ってたな……ルナが出てくれんだ。
そう思って私は玄関に向かう。

「ただいま…」

そこに居たのは棗だった。
一筋の涙が零れた。

「おかえりなさい」

私は笑顔で答える。

「ルカは来れなかった…」

ぶっきらぼうに言う棗。ずっと変わってない。
思わず笑みが零れた。

「棗が会いに来てくれて嬉しいよ」

「ママーこの人誰?」

ルナが質問する。

「パパだよ」

そう答える棗。
私はびっくりして棗を見る。

「結婚しよ」

棗が真顔で言ってくる。
私は涙を流しながら頷く、きっと私はこうなる運命だったのでしょう。
長い話をルナにはしてあげる。
ルカ今までありがとう。幸せになってね
私と棗は初めて会った時からきっと運命だったんだと思う
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