第5章 未来
任務、任務。
毎日任務。人を殺す事も何も抵抗が無くなってきて
気付いたら私はペルソナと棗しか話す人が居なくなって居た。
危険能力系のお嬢様。
そう呼ばれ続けて、誰も近寄ってこなくなり蜜柑さえも
ウチの棗となんでそんなに仲良くベタベタするん?
そう言われて嫌われてった。
ホント些細なイジメから…バレないように授業中寝てればコケコッコーと真上でなり神野に怒られ教室から追い出される。
ヒソヒソとお嬢様で男たらしらしいよって噂も流されて
初めは悲しかったけど今は人の関わりをほとんど無くしたから悲しさなんてない。
ただ悲しいのは…
「今井どこ行くの?」
ルカがきっと蛍が好きなのかずっと蛍の後を追ってるのを見なくては行けないって事だけ。
それを見てるとやっぱり不意に涙が流れた。
「お前別に見なくていいだろ」
棗がぶっきらぼうに話し掛けてくるが私は無視をして
「任務行く」
それだけ言って棗から離れた。
任務の時しか棗とは話さない。
じゃないとまた蜜柑に喧嘩売られてアリスじゃ無くなるから…
アリスじゃなくなったらもうルカの事見なくていいからアリスをとって欲しいのと私を覚えてなくていいからルカのそばに居たいって思うとやっぱり私はルカだけが好き。
どんなけ棗と内緒で体を重ねようとルカのことは1回も忘れれない。