第4章 過去

ガチャ。
言い合いしてるうちにルカの部屋が開く。
あ、煩くて起こしてしまった。そう思ってしまった。

「ルカこいつと付き合ってんのか？」

…。こいつやっぱり殺したい
瞬時にそう思った。
わざわざ寝起きのルカに聞くか？頭悪いんじゃないか？
そう思ったけど何も言わず私はルカを見つめた。
どう答えるんだろ？
そう思ったから。

「付き合ってるよ棗には次は絶対あげない」

そう言って棗を睨むルカ。
次は？って事は蜜柑を奪い合いしたってこと？
そう思って、次はなんかムカついてきた。
過去の事なのに嫉妬してしまう自分が居た。
それを感じ取ったルカは

「今は紫苑だけが好きだよ」

そう言って笑ってくれるから恥ずかしくなってきた。

「ごめん棗、佐倉の所帰ってくれないかな？」

ルカの言葉に舌打ちをして帰って行った。
そうだよ。棗には蜜柑が居る。だからなんで私につきまうとのか分からない。

「部屋来る？」

ルカの言葉に私は頷いた。
部屋に入り同じベットに寝っ転がる。
物凄くドキドキした。
なんかあるのかな？むしろルカにならあって欲しい
そう思って自分が居て変態だなって感じてしまった。

「棗になんで付き纏われてるの？」

ルカが聞いたから私は答えた
過去に会ったことがあるらしくてずっとストーカーらしい事してくる事。
1から全部話すとルカに抱き締められた。