第4章 過去
任務中もずっと棗の昔の事が気になって片っ端から人を殺して行った。
この人達も元アリスだったり今もアリスだったりして同じ人間なのになんでこんなに殺されないと行けないんだろうなって考えて見たけど分からなかった。
任務が終わり帰る途中もひたすら棗に思い出して欲しいって言われ続けた。
「ねぇ、しつこいよ」
私は一言棗に言うと棗は目を細めて睨んで来た。
いちいち腹の立つくそやろうだ。って思ったけど言わない様にした。
「棗には蜜柑が居るでしょ?
私の事ばかり構うと蜜柑拗ねちゃうしめんどくさい事になるからやめて
迷惑しかないの」
そう言うと棗は少し黙ってくれた。
黙られたら黙られたで少し寂しいなって思ったのは私のわがままなんだろうって思った。
こんな夜中だけどルカに会いたくなったから学園に帰ったら行ってみようかな。
学園に帰って私は直ぐにルカの寮に向かった。
起きてるか分からないけど…
「なぁお前やっぱり付き合ってんのか」
…棗が後ろから付いてきてた。
ルカの部屋の目の前で呼び止められた。ストーカーかよこいつってなったけど私は無言で目を合わせ
「帰れ」
そう言ったのに帰らなかった。
「無効化のアリスストーン持ってるの?」
面倒臭い。これは帰ってくれなそう。
そう思って私はため息をついた。