第3章 私と棗
「何故私?」
そう聞くと影野郎は
「最近攻略されるんだよなー…けどお嬢様のアリスって誰も持ってないからもしかしたら攻略出来ないんじゃないかって思って」
…。
とりあえずアトラクションについて聞いてみた。
1人1人入ってて出される課題をクリアして行くって事。
その代わり負けたらランプを選んでもらい奴隷だって事。
確かに暇だし。手伝ってもいいけど私は危険能力系だから、アリなのかな…って思った。
もし怒られたら怒られたまででいいか。
そう思ったから私はコクリと頷く。
すると、やっと動けるようになった。
「とりあえず俺らのクラスこいよ!」
影野郎に連れてかれる。
確か特力系は蜜柑?がいる所だった気がする。
そう思いながら歩いて行くとやっぱり蜜柑の声が聞こえてきた。
「翼!何してんだよ!!」
女の人が叫んでいる。
あの人は確か…自分を作り出す?コピー…うーん影分身が使えるようなアリスだった気がした。
そう思いながら2人のやり取りを見てたら
「紫苑来てくれたんやぁ!!」
蜜柑に話しかけられる。
こんなニコニコしてる人のどこがいいんだろみんな。
そう思いながら真剣に蜜柑を見てる。
「うちの顔になんかついとるん?」
そう言われたから首を横に降った。