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黒猫と私【学園アリス】

第3章 私と棗


ルカは今年はシンデレラやるんだって。
しかもシンデレラ役。
忙しくてあまり構えないって言われたけど私も私でずっと任務で忙しい。
今日はたまたま任務がなくて暇をしてただけだった。
私が歩けば周りは
出た、危険能力系のお嬢様。
鬼のお嬢様みたいだわ。
散々言われ続けたからもう慣れた。

「お嬢様ちょっと手伝ってくれないか?」

…?
目の前で知らない高等部に声をかけられた。
私の事を知ってて引き止める奴は絶対頭おかしい奴。
そう思ってフルシカトして進まうとしたら

「あれ?」

動かなかった。
いくら歩こうとしても動けなくて、ふと下を見ると私の影が踏まれてた。
あ、この人が蜜柑の先輩影野郎だっけ?

「離してください」

私が睨みながら言う。
操ろうとしても影野郎が遠すぎて操る事も不可能。
余計に腹立ってくる。

「手伝ってくれるって言ったら離すよお嬢様」

チッ。
私は小さく舌打ちをすると

「何すればいいの」

ため息混じりでそう答えた。

「危険能力系だけど俺達のアトラクションに参加して欲しいんだ
簡単な事だろ?」

影野郎はにたって笑う。
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