• テキストサイズ

後悔の時渡り【ドラクエ10】

第3章 衝撃


「私が亡命してまもなくウルベアからガテリアへ和平交渉の機会がもたらされました。ガテリアは使者としてビャン皇子をウルベアへ遣わしました。そしてその時…ジャ・クバ様を殺したという濡れ衣を着せられてしまったのです。」

「そう……ですよね。」

「私は魔神兵を連れてウルベア城へ潜入し収監された皇子を救出しました。魔神兵の体内凍眠室に入っていただき凍眠機能を作動させたのです。目覚めの時まで誰にも侵されぬよう……。」

そして、私たちの時代で目を覚ました。

「皇子とは未来で会う約束をしております。ですがまだいけないのです。ビャン皇子にかけられた無実の罪を晴らすまではね。」

ビャンが無実だとしたら、他にやったと言う人がいるということ。

「じゃあ…ジャ・クバさんを殺したのは誰だったんでしょうか…。」

「それは…あなた達のおかげで予想外の手がかりを得られました。ひょっとすると…あの方の汚名を注ぐことができるかもしれません。」

その言い方だと…まだ誰か分からない。
でもね。

ここである程度予想はついてたんだ。

アストルティアでビャンと一緒にいた時。

『悪鬼グルヤンラシュ』

クオードが……
ううん、まさかね。
愛する人を疑うだなんて私最低だよ。

「私は現地に潜り込んでる協力者を頼りに帝国技術庁へ向かいます。あなたにもぜひ来ていただきたい。ビャン皇子のためにどうか、頼みます……。」

ビャンのため…か。

まぁまさかな…。
そう思いながら私はエテーネルキューブで帝国技術庁へと飛ぶのだった。
/ 22ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp