• テキストサイズ

使命と約束[ONE PIECE]

第2章 旅医者の女






太陽の光がどんどん強くなってくる。


もうすぐ海上。





クルーのみんなも甲板に集まってきて、帆を張る準備や海上の状況確認と海上に出る準備を進める。

後方に着いてきているディルバリーの船も同様だ。





太陽の光と空の青さが海を青く見せる。



久しぶりの新世界側の海。




天候が目まぐるしく変わるこちら側の海は、珍しく晴天。




「海上に到達するぞー!!新世界だ!!」




航海士の声に皆が雄叫びをあげる。





ザパーンと大きな音を立ててレッドフォース号とディルバリーカンパニーの船が海上についた。





空はやはり晴天。雲一つ無い空は、私の旅立ちを祝ってくれるようだった。






二隻の船は並んで走行し、赤髪海賊団との別れとディルバリーへの受け入れで双方のクルーがが向かい合うように船縁に並んだ。





「ユリ!またいつでもこいよー!」


「風邪引くなよー!」



次々にクルーの見送りの言葉が投げ掛けられる。



「ディルバリーの野郎共!ユリちゃんを泣かすなよ!」


.......嫁に出す父ちゃんか!



でも、そんな気遣いもうれしい。




二隻に架けられた橋の前でシャンクスと兄上と私、向こうの船ではボルさんエリさん夫妻が立っている。




「シャンクス、兄上行って参ります!どうぞ御体ご自愛ください。」


「おまえもな。いつでも遊びに来い。こっちは大歓迎だ。」

「また、連絡を寄越せ。白髭の親父にはよろしくな。」


「えぇ。お元気で。」




そういうとどちらともなく3人で円陣を組むかのように抱き合った。



/ 312ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp