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使命と約束[ONE PIECE]

第5章 赤い腕章


『ユリちゃん。

直接彼らを多くの時間鍛えたのはエデルとミゼルだが、エデルと共に訓練して彼を強くし、そして、ユリちゃんが各船に行ったとき、護衛隊や他の船員や社員みんなの雰囲気を変えてくれたんだ。

本当にあの時、俺たちに声をかけてくれてありがとう。

これからも頑張ってくれよ。』




ゆったりと優しい口調で話してくれる社長の言葉に凄く安心した。



そして、ミゼルの無事を知れて、活躍をきいて、これまで彼と上手くいかないところもあったけど、彼の未来を信じて護衛隊の仲間として付き合っていこうって思えたの。



「はい。よろしくお願いします。」




『残り僅かな休み、有意義につかいなさい。こっちは大丈夫。

むしろ、海賊たちの幹部がどこで息を吹き返すかわからない。

だから、最後は君が盛大に止めを刺しておくれよ!』



「はい。お任せください。休み明けには一度本社に戻ります。」





『あぁ。みんなが待ってるよ。今回の件で運行のスケジュールも2~3日程度狂ったんだ。

ゆっくり帰ってくれば良い。』



「有難うございます」


肩の荷が下りるというか、気が楽になったって言うのはこういうことだろう。



まだ、気は抜いてはいけないけど。


でも、少なくとも、あと数日は大丈夫だと思えただけで、修行にたいしての気の入れ方が変わった気がした。















屋敷の外に出ると、ミホーク様はすでにいらして、階段の手すりに腰掛けて先ほどの号外新聞を読んでる。



「遅くなりました。」


わたしに気づいてこちらを見ると、


「行くぞ。」


と、手元の新聞を畳んで一緒にいた咲に手渡し歩きだした。


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