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使命と約束[ONE PIECE]

第5章 赤い腕章





言われた方向へ向かうと



思いもよらない光景が視界に飛び込んできた




「え……....、これって…」






咲はいたのだ






いたのだけれど………





「いい連れをもったものだな。リドル・ユリ」





咲と一緒におり、腕に止まらせた人物に驚きを隠せないでいた。






その人物は、


ジュラキュール・ミホーク


「え?なぜあなたが………?」





普段は相当な力をもつ剣豪でも恐れると言われた鷹のような鋭い目付きか幾分か和らいでいるように感じた。


「こやつに、オマエの相手をしてやって欲しいと頼まれた。

その笛には反応したが、俺が出ていかないかが心配だったのだろう。

離れもせず腕にずっと止まっていた。」




「咲の言葉が理解できるのですか?」



「いや、何となくだ。そう感じた。」





わたしが来たことでミホーク様と直接話せる状況になったからか、咲はわたしの肩へと飛び移った。




ミホーク様はシャンクスとわたしが出会った後何回かは
、…いや、そこそこの頻度で会ってるし、お酒だって酌み交わすほどの付き合い。




シャンクスはお喋りだから、わたしのこと散々聞かされてはいるはず…。



だけど、この方は世界一の大剣豪と名高い人。


人の話を散々聞かされた程度で纏わりついたであろう咲を斬らずにここで待ってくれた。




「あの......私は以前貴方にお会いしたでしょうか?

ミホーク様とも在ろうお方が、世間や兄たちからの情報だけで

咲に応えて待ってくださるとは思えなくて。」




「我が名を敬称をつけて呼ぶとはな。」



「わたしが異名で呼ばれるのが嫌だからでございます。」





「ちょうど一年前だったか…、

ミックフェルノ海賊団の船団4隻を沈めるところを見た。


見事な太刀筋だと感銘した。


今回の召集に応じたのもオマエを一度この目で見たいと思ったからだ。」



ずっと手合わせしたい、教えを請いたいと思っていた相手に会ってみたかったと言わた。

これ以上のことはあるんだろうか。



「わたしも剣士として、ミホーク様に一度は教えを請いたいと憧れを抱いて参りました。


まさか、一番召集に応じないと噂のあなた様にここで会えて光栄に思っております。」





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