第30章 零れ落ちるシャングリラ(裏)
水分を包むワンピースから伸びる脚の滑らかな白い肌にそっと指先で触れれば、その動きに反応してぴくりと揺れる体。触れたそこから熱を持つように熱くなる体を労わるように撫であげる。
酔ったフリをせずに水分と繋がる日がようやく来たのだと思うと感慨深いものがある。それも、想いが通じあった状況で。
指先を滑らせればそれに呼応してぴくりぴくりと反応する体はすぐに熱を持ってその昂りを素肌を通して伝えてくる。体を捩って身動ぎをする度に衣擦れの音が聞こえ、そんな音ですらも興奮を掻き立てた。
すっかり熱を孕んだ瞳を見下ろして水分の頬に触れる。そこからなぞるように耳、鎖骨、そして胸の膨らみへとゆっくりと触れていけばその度に聴覚を刺激するくぐもった声。服の上から爪の先で乳首の辺りを刺激すると水分は息を詰まらせた。