第12章 落とし穴
綾「貴女は忍術学園のトラパーの存在を知っていた。そいつが作る落とし穴はプロ忍でも抜け出せないという話も。貴女は忍者ではないという信用を得るために、わざと落とし穴に落ちたんじゃないですか?」
「え、違う!違うよ!」
綾「そしてプロ忍でも抜け出せない穴と聞いていた貴女は脱出できないフリをして助けを求めていた。」
「ちがっ」
綾「でもこの穴は忍たまでも簡単に脱出できるような作りになってるんですよ?本当なら貴女はこんな穴すぐ登れるはずですよね?ゆうきさん」
「待ってくださ、綾部く…んっっ!」
弁明しようとしたその時、喜八郎の膝がゆうきの股を刺激した。
「あっ…、あや…んんぅ、何して…」
ゆうきは喜八郎を押しのけようと抵抗するが、すぐに両腕を喜八郎の両手で押さえつけられる。
グリグリグリ…喜八郎はいっそう強くゆうきの股間に膝を押し当てた。
「あっあっ…ああん!」
綾「ねぇ、こんなことされても本気で抵抗しないの?あくまでも忍者じゃないと演技を続けるの?」
「やっ、綾部君やめてぇ…わっ私っ…本当に忍者じゃないの…信じてぇ…あっいや…」
喜八郎の片手がゆうきの腰紐をスッと解いた。