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異世界へのいざない【落乱】

第8章 長い1日


伊作が出て行き、再び1人になった部屋でおにぎりを頬張る。
「…美味しい。」

伊作に火のつけ方を教えてもらった、行灯のあかりを見つめる。ゆらゆら揺れる炎の影を見つめながら、おにぎりを食べていると若干感傷的になってしまう。

「誰かに何か作ってもらったのなんて、どれくらいぶりだろう…」

ゆうきは涙腺がウルウルっと来てしまったのに気づいて、グッと目頭に力を込めた。


「さぁ!明日から頑張らなきゃ!!」


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