第7章 忍たま長屋
「「「じゅう!?」」」
「え…はい。多分それくらいは行っていると…。今24歳ですから。」
「「「にじゅうよん!?」」」
雷「丁度僕らの10個上…全然見えない…」
久「18くらいだと思ってた…」
善「土井先生の一つ下…」
「ふふふ、若く見られてたなら嬉しいです(笑)」
久「ゆうきさん、本当にタメ口でいいって!」
雷「僕なんかあわよくば、ちゃん付けしようと思ってたのに。」
善「雷蔵、10個上の女性にさすがにそれはダメだよ。」
「じゃあ私もタメ口で…何とでも呼んで大丈夫だよ。見ての通り、ちんちくりんで年上の風格なんてないでしょ(笑)」
久「ゆうきちゃんは、ちんちくりんなんかじゃないよ。」
雷「ちょっと!僕より早くちゃん付けしてるし…。そうそう、女の子は小さい方が可愛いよ。」
善「うん、くのたまの女の子達は怖いからね〜。」
「ふふっ…ありがとう」
皆のフォローが面白くて、和やかな雰囲気があたたかくて、ゆうきはこんな自然に笑えたの久しぶりだなぁと思ったのであった。
その後、風呂と食堂の場所を案内すると、一行は忍たま長屋まで戻ってきた。
久「教室の方はまた明日ね。あとゆうきちゃんの部屋なんだけど、上級生長屋の空き部屋を使えって。」
善「えぇ!?空き部屋ってあの五年と六年の間の??くノ一教室の方じゃないのかい?」
雷「くノ一の方は空きがなくて…」
雷(本当はあの後、学園長が散々責められて、少しでもこちらで監視できるようにと決まったのです。)
善(…なるほどね。そういうことなら仕方ないか…。)
二人が矢羽音を交わして会話をしたことを、ゆうきは全く気づかなかった。