第7章 忍たま長屋
4人は歩きながら会話を繰り広げた。
「私の背後にいた群青色の忍者服を着ていたのが五年生ですよね。五年生はあまり喋りませんでしたね、伊作君も…。」
善「僕は正直戸惑っていて。貴女が悪い人には思えませんでした。なのであの場は成り行きに任せようと思ったんです。」
どうか間者ではないようにと、祈ってましたけどと伊作は笑って付け足した。
久「五年は本当はあの場には呼ばれないはずだったんです。なので発言は控えていました。」
雷「三郎が自分達が外されるのは納得いかないって学園長に直談判してね。学園長も三郎が第一発見者だったから無視できなかったのさ。」
久「ちょっと、雷蔵!何でタメ口なんだよ!」
雷「さっきの流れで、もういいかな〜と思って(笑)」
「タメ口でいいですよ!私に敬語なんか使わないでください!」
善「じゃあ僕もタメ口でいい?」
「もちろん!」
久「伊作先輩までちゃっかり…。でもゆうきさん年上だよね?ゆうきさんも俺達にはタメ口でいいよ。」
「はい、私皆さんよりだいぶおばちゃんで…。10個は上だと思います。」
ゆうきは恥ずかしそうに笑った。