第6章 学園長室
「「「「未来人!?」」」」
「多分…500年以上先の未来から…。それか、もしかしたら私のいた場所とは全然違う世界なのかもしれません。」
野村「何を馬鹿なことを…!」
七松「アハハハ!私でももうちょっとマシな嘘をつくぞ!」
その場にいるほぼ全員がゆうきを笑い飛ばしたり、いい加減にしろと怒号を浴びせたりした。
しかしゆうきは学園長の目から視線をそらさず、なお訴える。
「学園長先生…、本当なんです…!私自身、どうやって来たのか、なぜここにいるのか分からないのです…。」
学「ふむ、ワシは疑ってはおらんよ。実に面白い話じゃ。」
「「「学園長!?」」」
学「まぁまぁ。土井先生、ゆうきさんの荷物を…。」
半助が近くにあったキャリーケースと手提げ鞄を学園長の前に置き、キャリーケースを広げて、再び元いた場所に着座した。
学「この中には見たことのないものばかり入っておった。1つ1つ説明してくれるか?」