第1章 【さとし】の日常。
「あっ、ああっ…っん、はっ、あっ」
僕の腹の中を、激しく抜き挿しされる。
相葉さんの大きくなった欲望が
僕を突き挿して離さない。
何度も何度も。
同じ速度と力強さで。
それは、きっといつか僕の脳天までも
突き刺してしまうかもしれない。
なんて、そんな風に思うほど
僕はその快感の波に侵されてしまっている。
雅「…っ、そろそろイくよっ」
「あっ、あぁっん…っ、ど、ぅぞ…っ、」
雅「…っ、ぐ」
僕は相葉さんの言葉に、少し笑みを
零して、それを促すように後孔を
きつく締め上げた。
そうすれば、腹の中でも感じるほど
相葉さんの猛った肉棒が脈を打ち、
ゴムの中へ射精するのが伝わってきた。
「…っは、ぅ…っ、あぁぁっ、んっ」
雅「智、君は…」
僕は、相葉さんの肉棒が僕の中から
ずるりと抜け出していくその快感で
自身の腹の上へぶちまけてしまった。
それを相葉さんが、驚いたように…
でも、酷く酔いしれたように。
僕を見つめている。
雅「そんな事で達するのか…」
「…っ、ん、ふふ…僕もこんなの初めてですよ」
雅「そうなの?…てっきりそういう技かと思ったよ」
「まさか、余りにも貴方のモノが大きくて…」
抜かれた瞬間に、一番の快感が
身体中を駆け巡ったと言い終える前に。
「…っん、んぅ、…っは、ぅ」
相葉さんから、深い口付けを
交わされてしまっていた。
行為を慈しむように。
名残惜しむように。
僕はその余韻に浸されるまま
身を相葉さんへ預けた…。