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売春夫【気象系BL】

第2章 【かずなり】の日常。




それから、数日の時を経ていた。

俺は、もうすっかり玩具の虜に
なってしまっていた。

だって、本当に丁度良く俺の
敏感な所に当たるんだ。

ローターや、バイブみたいに
自動で振動が来るわけじゃないんだけど。

でも、自分が動いただけで
ほんの少し力を込めただけで
一番感じるところにピンポイントで
物凄い快感で強く、押される。

その小さな玩具ひとつに、こんなにも
翻弄されるなんて…。

この日も俺は、尻の中に玩具を入れながら
事務所に来ていた。

ここに来るまでの間にも、動く度に
グリグリと押される感覚が
俺の脳天まで刺激して、堪らない。

紅潮した頬を隠さずに、店長の前へと
顔を出した。


東「おはよう、和也…体調でも悪いのか?」

「い、いえ…ただちょっと自分で自分を開発してるんすよ」

東「ふぅん?…それはまた勉強熱心だな」

「全部、金の為っすからね…」


それでも俺が、こんなにも玩具に
ハマってしまうのは予定外だったけど。

そんな会話をしていた時に、店長が
あいつの名前を口にした。


東「今日の和也の予約は…櫻井様の1件だけだな」

「櫻井、さん…っすか」

東「ああ、初回で気に入られたみたいで良かったな」

「そー…っすね」


ついにこの時が来たんだと。
俺は、心の中で喜びを噛み締めた。

あの日から、少しでも雰囲気が
変わっていることを願いながら、
以前と同じホテルへ向かった。

絶対今日こそは、堕としてやる。
1日俺を貸し切りにしたんだから
相手もそのつもりなんだろう。

もう絶対に逃がしてやらねぇからな。









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