第18章 答のありか・・・。
求めていた記憶も思い出も全て鮮明には思い出せないのが多すぎる。だけど、何かが外れたように不意に身体は覚えている。
澪:どうして、泣いてるの私
誰かに呼ばれた気がした。でも、ずっと思い出せない。身体だけが記憶をしていた。
「探しに行く・・・どんな事になっても・・・探すから」
琉魂街に不意に尋ねた時、連れ戻された時の事。思い出せない。だけどあの時、周りにかなり叱られた。
「まだ幼いとは言え、貴女は何をしたかお分かりか!!!」
その時の叱りが、今も鮮明に覚えていた。もはや出会うこともないであろうと周りに指摘されて・・・。
澪:・・・ねぇ、私って何・・・。
泣きながらも私は一歩踏み出しながら向かう先に向かっていた。その頃、日番谷隊長が現世に向かっているとも知らないで・・・。