第18章 答のありか・・・。
澪:でも、そうね。貴方は何をする気なのかしら?
私は浦原の顔を見つめ、笑顔で質問した。
浦原はその笑顔に「怖いです」と呟いた。
浦原:質問いいですか?宝華奪われてないですよね。
その言葉に私は、一瞬眼を閉じ、浦原を一発殴ったのだった。
「奪われてたら此処にいないわよ」と大声で叫んだ。
浦原;皆さん起きます。声抑えて下さい。
浦原を耳を手で押さえて私に注意をしたのだった。そんな様子に私は溜め息を吐いて呆れた。
浦原:宝華は、貴女の命その物、奪われたらどうなるかわかりませんよ?
浦原は溜め息を吐いて、私を見つめた。
浦原:私がやる事はただ一つ、宝玉の破壊です。
その言葉に私は瞳を大きくし、驚いた。浦原はそんな私に「遙さんから聞いてるんですね」と私の顔を見ずに告げた。
澪:壊せ・・・なかったの?
私はその場に座り込んだ。正直、絶望的だ。宝玉の存在は前零番隊隊長が把握、そして何者かがそれを欲していることも知っていた。浦原喜助はその頃からある程度知っていた。
浦原:そう易々と壊れる品ではないんですよ。だから頭を悩ませた。
溜め息はいて浦原は「魂魄消失事件、貴女ある程度知ってるんですね」と告げた。
澪:貴方が現世に来てから、零に何が起こったのか知らないでしょ!!!
私はその場で泣き出してしまった。浦原はその様子に慌て、零に何があったのか私に聞いてきた。全てを話た私の言葉一つに、浦原はただ悔しそうに拳を握った。
浦原:遙さんはその後・・・。
私は首を左右に振り、顔を隠した。
澪:分からないのよ!!消失したのかも全て
浦原はただ「そうですか・・・」と寂しげに告げた。澪は「元十二番隊隊長が、よく言うわよ」と告げた。
浦原:私も逃げる訳にはいかないっすね。
浦原は布団から立ち上がり澪を抱きしめた。
そして「澪さん、お願いがありやす」と小さく囁いた。
浦原:私と一緒に宝玉の破壊協力お願いできますでしょうか?
その言葉に私はただ浦原を平手打ちした。怒りたい気持ち半分、ただ優しくされた事に怒り半分の気持ちで、逃げ出したい衝動だった。浦原は「やれやれ」と呟き、私の心を察したのか話し出した。
浦原:ではお互いが協力しやしょう
浦原が手を差し伸べてきた。