第10章 乱舞の儀
澪:あの、隊長って舞か何か
私は質問してみたが即決で「してない」と言われて瞬きした。
してないと聞いた時点で、かなり合わせやすかったのだ。
日番谷:どうかしたのか?
その言葉に私は不思議と違和感を感じた。
じゃあ、どうしてこうも息が合わさるのだろうと・・・。
日番谷:まぁ、受けるって決めちまったし、付き合ってやるよ
この人は貴族のゴタゴタに巻き込んでしまった。
今回の件だけでなく、今後も考えると、少しだけ私は後悔した。
澪:日番谷隊長はお優しいのですね。
その言葉に俺は溜め息を吐いた。
澪の額にデコピンすると「行くぞ」と告げた。
澪は額を摩ると、澪は俺を見詰めたのだった。