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【BLEACH】せめて君と共に・・・。

第10章 乱舞の儀


日番谷:で、どうして俺が此処に?

仕事が上がり、澪や翔に言われるまま皇の屋敷に連れていかれた。松本は、その光景が楽しいのか手を振り見送りやがった。

翔:うーん、隊長は貴族の四季の宴に参加されたことないですよね。

翔は頬をかきながら俺をみようともしない。
いつの間にか澪も此処にはいない。

日番谷:貴族様の宴なんて、俺には関係ない事だろ

貴族の宴には何かしらの意味があるとは、聞かされてはいるが具体的にはわからないのだ。
不意に襖が開いて澪が現れた。

澪:まぁ、今回はこの結果で諦めて下さい。魅威お願い。

一緒に姿を現した人物は神子の格好をし、手に何かを持っていた。
黒い瞳が、少しばかり優しく見えた感じがした。

魅威:まずは、触れてみて下さい。話はそれからです。

箱から取り出したのは、祭事などで使われる刀。
蒼を基調とした柄には龍の彫刻が施されている。

俺は興味すらなかったが、その刀に触れてみた。
刀を振った瞬間に氷の冷気や現象が現れ、俺は少し驚いた。

魅威:どうやらビンゴのようですね。

その言葉に私は頭を抱え込んだ。
翔も溜め息を吐いた。

翔:氷雪の舞い手、日番谷隊長に決定だな。今までやめてた乱舞再開か?

その言葉に、魅威は「そうなるでしょうね」と告げた。
そして魅威は刀を握って驚いてる日番谷隊長に礼をし告げた。

魅威:今季の宴の氷雪の舞い手、誠にお願いしたいのです。

その言葉に俺は驚いた。
澪も翔も見つめれば2人も礼をしている。

翔:長年不在だった舞い手。今年は実行せざる終えないと判断され、舞い手を皆が探していたのです。

翔は、俺に事情を説明し「対の舞い手は澪がしますよ」と告げてくれた。澪は、俺から目を逸らした。

魅威:この祭だけは、毎年大事にされてるのです。五穀豊穣を祝うのも兼ね備えてます。

俺は溜め息を吐いて、受ける事にした。
本来なら仕事でもねぇ〜からお断りなのだが・・・。

翔:じゃ、暇があれば澪と練習して下さいよ

その発言に澪が蹴りを入れたのは直ぐのことだった。
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