• テキストサイズ

【BLEACH】せめて君と共に・・・。

第6章 蒼の瞳は、翠の瞳に魅入られる。


澪:気に入られちゃったみたいです。

その言葉に、俺はジト目をした。
澪は、ただ乾いた笑いしか浮かばないらしい。

日番谷:気に入られたって!柊沢、お前が主人だろ!!!

今だに首根っこ掴んだコイツは楽しいのかはしゃいでいやがる。
澪は澪で笑ってやがる。

澪:すいません。無理です。その子気に入った方からは離れません。隊長何かしました?

日番谷隊長は、今だにジト目でその子を見つめているが、もう無理だ。管狐は、好かれたら逃げない。
まして、日番谷隊長が掴んでるのは氷雪を好む管狐

澪:霊圧に惹かれちゃったか

その言葉に俺は溜め息を吐いて、こいつを返す。
何処か寂しそうな瞳は今だに俺を見つめていて・・・。

日番谷:まさか他にも使い霊いる訳じゃないよな

その言葉に澪は乾いた笑いをしていた。
つまりまだいるという訳か・・・。

澪:すみません、あと一匹管狐が

澪はポリポリと頬を書いていた。
どうやら相当な霊力らしい。使い霊を2匹も従えれる奴はかなりの実力でないと無理なのだ。

日番谷:ともかく連れて・・・💢

だ、駄目だ。離れる気はないらしい。
再度受け取ったこの子は、また日番谷隊長の頭に乗ってしまったのだ。もはやこれは・・・。

澪:すみません隊長、荷物持ってくるんで暫くその子お願いします。

ジト目をずっとされてしまったが正直仕方ない。
いそいそと私は日番谷隊長から離れていった。
本当に乾いた笑いしかない。

乱菊:隊長、それ何です。可愛いい

職務室に松本が入って来たかと思えば目をパチクリさせて、俺の頭の上に乗ってるコイツを見ている。
コイツは相当頭の上が気に入ったのか、いい度胸に離れようとしない💢

日番谷:コイツどかしてくれ松本💢

隊長がかなりのご立腹。
でも、動物の霊が頭に乗ってるだけで可愛い。

乱菊:何でですか、可愛いし今日はこのまま

あ、隊長が半分怒りかけてる。
頭の上にいる子は、欠伸している。本当に可愛い。

乱菊:でも隊長、この子誰のです?

松本が首を傾げながら見ている。
溜め息を吐いて、澪の使い霊であることを告げた。
/ 68ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp