第4章 身を包んだ死縛装の重さ
日番谷:松本、彼奴、俺の斬魄刀を知っていた。
澪と離れてから、俺は松本にそう答えた。
松本は、その発言に驚き
乱菊:隊長の事調べていたんじゃないんですか?
調べる確かにその手もある。
だが、澪の発言が正直気になっていた。
日番谷:見つけなきゃ、出会わなければよかったっか・・・。
くそ、模擬戦で澪が告げた言葉が頭から離れない。
あの模擬戦以降、氷輪丸も静か過ぎて益々わからなくなっていた。
乱菊:それより、隊長このまま同室で良いんですか?
松本の言葉に正直頭をかいた。
確かに俺は男だし、流石に女と同室だと示しはつかない。
そもそも隊長クラスの俺は元々、1人部屋。
他の隊士達のように同室の施しがない。
日番谷:総隊長の考えがさっぱりわからねぇ〜
共にいろと言われた以上仕方ないのだが、溜め息を吐くしかない。
俺は松本を見て内密に頼み込んだ。
日番谷:松本、澪の情報内密に調べろ
その言葉に、松本は驚いたが、「隊長が興味あるなら」と冗談のように話をしていた。
俺はその発言にかなり苦笑していたが・・・。
日番谷:さて、俺は今日どうするべきか・・・。
部屋を明け渡してしまった以上戻る事は出来ない。
今日ばかりは仕方ないが、今後どうするべきか
乱菊:隊長、私少しだけあの子気になるんですよ。何か隠してるんじゃないかって、斬魄刀も隊長と似た系統のようですし
その言葉に俺も少しだけ気になっていた。
卍解姿も炎というだけで俺と然程変わっていなかった。
乱菊:それになんだかあの子、自分を犠牲にしてるような気がして
何にせよ、今はまだわからない事だらけだ。
もう少し様子をみよう。俺と松本はそう感じたのだった。