第3章 咲き誇る華
「ちょ、澪大変だって!!あんた何したの!?」
クラスメイトの発言に私は目をぱちくりした。
もうじき護廷十三隊に皆入る新米の死神達。
クラスメイトが駆け込むほどのニュース。
私はただ首を傾げていた。
何かしたと言われても記憶にないのだ。
「十番隊隊長が澪に斬魄刀使用の模擬戦を申し込んできてたわよ」
その言葉に私は「は?」と呟いたのだった。
確かに所属の隊希望の中で、私は何処でもよかったが十番隊を希望したのはいうまでもない。
その後先生がクラスに慌てるように駆け込んで来て、事の顛末を説明して、私はため息をはいた。
つまり、私は必然的に十番隊所属は確定らしい。
模擬戦は本日正午にすると言われ、私はさらにため息を吐くのだった。
「あんた、相当人気ある隊長に見込まれちゃったのね」
その言葉に私は苦渋した。