第14章 異世界生活七ヶ月目
ちゃんさえよければずっとこの世界にいてもいいと本気で思っていた。しかし、そこはブルマも気を遣ったのだろう、といる時はこの話は触れずにいた。
「残り少ない時間よ。大切にしなさいね。」
「はい。」
「ま、そのためには明日のデートを成功させる事ね〜!」
ブルマは湿気ってしまった空気を戻すかのようにまたからかい始める。
「デート…さんがそのつもりかは分かりませんが、さんが楽しめるようにします。」
「そうね、お互いに楽しかったと思えるようにするのよ!」
「はい!」
明日のことを考えると先程までの気持ちはどこかへ行き、心は穏やかだった。
(明日…楽しみだな。)
とトランクスは、同じ気持ちで明日を迎えるのだった。