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青く染まる

第12章 異世界生活五ヶ月目


はそういって可愛らしく包装された赤い袋をブルマに、青い包みをトランクスに渡した。

「ありがとう!もしかして、自分で買いたかったものってこれのことかしら?」
ブルマはが以前話していた、バイトをしたい理由を思い出す。

「はい。いつもお世話になっているので、これだけは自分で買いたいなって思って…」
は照れくさそうに笑う。

「そうだったんですね…さん、ありがとうございます!」

「い、いえ!日頃のお礼も兼ねてなので…!あ、ほら、開けてみてください!」

ブルマとトランクスが早速開けてみる。
ブルマの方はワインレッドの大人っぽい雰囲気のマフラー。
トランクスの方は黒の大きめなコーチジャケットだった。

「あらあ、すごく可愛いわ!ちょうど欲しかったのよ、ありがとう!」

「こんな高そうなもの…いいんですか?」

「このためにバイトしましたから!受け取ってくれないと返品しなきゃいけないですね…」
は冗談めかしてそう言った。

トランクスはそんなのセリフに笑いながら返事をした。
「それもそうですね。…着てみましたがどうでしょう?オレにはオシャレすぎる気もしますが…」

「…!す、すごく似合ってますよ!」

「あらトランクス!いいじゃない!さすがちゃん、センスいいわね!」

「えへへ…トランクスさんに似合ってよかったです。ブルマさんも、とてもお似合いですよ!」

「当たり前じゃない!美しい私とちゃんのセンスが合わされば最強よ!」
ブルマは笑う。

「えへへ…皆さん気にいってくれてよかったです!頑張ったかいがありました!」

「そうね。…あと、これは私とトランクスからよ。」
ブルマは小さい箱をに差し出す。あげることばかり考えていて貰うことを予想していなかったは驚く。

「え…!?そんな、いいんですか?!」

「あら、受け取ってくれなきゃ返品しなくちゃだわ。」
ブルマはの言葉を悪戯な笑みでそのまま返した。

は笑いながら
「それじゃあ…ありがとうございます!まさか貰えるだなんて思ってませんでした…!」

「いいのよ!ね、トランクス!」

「はい、オレも一緒に選んだものです。気に入ってもらえるかは分かりませんが…」
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