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青く染まる

第12章 異世界生活五ヶ月目


「わあ…!」
窓の外を見ると一面真っ白になっていた。ふわふわと降り積もる雪がとても幻想的だ。

今日はいよいよ待ちに待ったクリスマス当日。
「今日はホワイトクリスマスだなあ」

がそう呟くと後ろからトランクスが声をかけてきた。

「ホワイトクリスマス?なんですかそれは」

「雪が積もったクリスマスの日のことですよ。今日は雪も降ってるのですごく幻想的ですね。」

はそう言いながら窓の外に目を再び向ける。今日の日のためにプレゼントはバッチリ用意した。
あとは夕食に向けて料理とケーキを作るだけだ。

はキッチンの方へ足を向ける。

「よし、じゃあ私は夕飯の支度をしちゃいますね!」

「え?もうですか?まだ昼下がりですよ。」

「ええ、今日はクリスマスなのでいつもより豪華にしようかなって思って!」

「ああ、そういう事ですか!楽しみだな」

「はい、楽しみにして待っていてください!」

「あ、オレにも手伝えることありますか?」

「あります!ぜひお願いします!」
トランクスが手伝ってくれることになり、とトランクスは早速作り始めた。


――。
あらかた作り終わり、ふと時計を見るともう時計の針は18時を指していた。

「えっ、もうこんな時間!?」

「早いですね、でも無事間に合ってよかったです。」

「トランクスさんが手伝ってくれたおかげです!ありがとうございます!」

「いえ、こちらこそいつもありがとうございます。」




そこへブルマがリビングへやってきた。
「あら、いい匂いね〜!」

「ブルマさん!たった今出来上がったところなんです!」

「そうなのね!じゃあ早速はじめましょ!」

「はい!」


テーブルに料理とケーキを並べ、ロウソクを灯す。
グラスにシャンパンをつぎ、各々席に着く。

「さあ、聖なる夜にカンパーイ!」

グラスがぶつかる音が鳴り響く。

「ケーキ先に切り分けちゃいますね!」

「ありがと!じゃあこっち分けるわね!」



―こうして始まったクリスマスの夜。
料理を全て食べきり、落ち着いたところでは用意していたプレゼントを二人に渡した。

「あの…これ、クリスマスプレゼントです。気に入るか分かりませんが一生懸命選んだので使ってくれると嬉しいです」
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