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【R18ヒプマイ】だからと言ってこれはない

第5章 俺っちはそんなの認めないから!




泣く泣く1万円札を握りしめ、私は外に出る。
コンビニでいいよね?
というかこれは1万円分酒買ってこいってことかしら。

道順が分からないのでGoogleマップを頼りに
コンビニを目指して歩いていく。

なんで私がこんなパシリみたいな……………。

「はぁ……あっ、ごめんなさっ…」

溜息をつきかけたところ誰かにぶつかってしまい、私は慌てて顔を上げる。
完全に歩きスマホなんてしてた私の失態…って
あれ?この人って…。

「大丈夫?怪我はない…?」

やっぱり、伊弉冉一二三だ。
前独歩の家の玄関で見た時とは印象が違うけど
こんなイケメンそうそういないし。
というか高そうなスーツ着てるなぁ。

クリーニング仕立てなんだろうか。
ピシッとしててカッコイイ。

「う、うん…大丈夫」

「あれ、君確か独歩くんの…
葉室有栖ちゃん、だったよね?」

「うん、私のこと知っててくれたのね
あなたは伊弉冉一二三…よね?
こんなとこで会うなんてほんと奇遇…」

「ハハッ、独歩くんがよく君の話してたから」

そ、そうだったんだ……。
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