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【R18ヒプマイ】だからと言ってこれはない

第3章 だからって俺を巻き込まないで




「あんた何勝手に飲んでんのよ」

「わり、喉乾いててさ」

悪びれもなく言われてついでにコップも返された。
…は、腹立つ……。



「どこって…忘れたの!?
合コンだよ合コン!
幻太郎が行くって言ったから
僕大急ぎでセッティングしたんだよ?
ねっ、帝統!」

「あ?
俺は飯が食えるって言うから来ただけだしなぁー
でも幻太郎が居ないとダメなんだろ?
じゃあ来てもらうしかないよなぁ」

と、帝統とやらも幻太郎のことを引っ張り始めた。
流石に2人から引っ張られては為す術もないのか
幻太郎は向こうに引きずられて行く。

おいちょっと待て。
私が色々葛藤してた時に
お前は合コンの予定建ててたのか。
1発殴ってやりたいけど私も次郎とか一郎に
しでかした件があるから人の事言えないし
ここは我慢だ我慢…。


「待って…ください!
そんなの記憶にないっ…
それにまだ有栖の返事がっ…」

「えー?往生際が悪いなぁ
昨日酔って帝統にその彼女の愚痴話してたじゃん!」

「それ…は!」

は?なに?私への愚痴?
ちょっと待って?
嘘をつかれた私が幻太郎の愚痴を言うのと
嘘をついた幻太郎が私への愚痴を言うのじゃ
訳が違くない?

まあ私も相手の話を聞かずにぶっ叩いて
飛び出したのは悪いけど。
そうなったのもこいつの嘘のせいじゃないか…。

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