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【R18ヒプマイ】だからと言ってこれはない

第3章 だからって俺を巻き込まないで




「私は」

答えを出そうと口を開いたその時だった。

「あっれー?幻太郎じゃん!なになに?
何してんのー?」

「乱数!?」

私達の間に割り込んできたのは飴村乱数。
まさか昨日の今日で会うなんて…。

「あー!昨日のオネーさん!
幻太郎の知り合いだったんだねぇ♡
僕びっくり☆」

「何が…びっくり☆よ
最初から全部知ってた癖に」

「あはっ…☆」

ぺろっと舌を出して誤魔化す乱数は
悔しいけどどこの女子よりも可愛い。

怒るに怒れないでいるとまた新しく
店内に人がやってくる。

今度は幻太郎と同じくらいの背丈の
青髪の男だった。

「乱数〜、ほんとに幻太郎がここにいるのかー?」

「帝統〜!もちろんっ!ここにいたよ!
さっ、幻太郎行こ♡♡」

「は!?ちょ、待ってください!
小生はまだ有栖に話が!」

乱数に引っ張られて戸惑いながらも
幻太郎は抵抗する。

私はまず脳内処理が追い付かなくてパンクしそうだ。

「えー?何話すって言うのさ
あんな嘘ついた癖にさー
それにもう別れたんでしょ?
慰めてあげるから、ねー、行こーよー!」

「私はまだ別れると言ってないです…!
大体慰めるってなんですか!
必要ないですって!」

…なんというか、大変だなぁ…。

そんなことを思いながらオレンジジュースを
飲もうとして…それがないことに気づく。

あれ?と、顔を上げると青髪の男が
勝手にそれを飲んでいた。


ふざけんなクソ野郎。

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