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【R18ヒプマイ】だからと言ってこれはない

第2章 年下のくせに生意気なのよ





「さあ?…じゃねぇ!次郎と三郎はまだ18歳以下だぞ…
そ、そういうことはだな…まだはぇーっていうか…」


最初は勢いよく捲し立ててきたのに
後半に連れてゴニョニョと声が小さくなっていく

〈そういうこと〉ってナニを想像したんでしょうね。

「心配しなくても一郎が思ってるような
そういうことってのはしてないわよ」

とりあえず自分の荷物を纏めながら
一郎の誤解を訂正しておく。

すると一郎は信じていいのかダメなのか
分からないような…そんな表情をしてきた。

「…ほんとか?」

「ほんとよ」

「三郎の顔が赤かったのは?」

「私が子供扱いしすぎたせいかしら」

…と、言っておこうか。
本当の理由とは違うけど…。
これは今ここで私が言うことじゃないものね。
三郎も一郎や二郎には秘密にして欲しいって
顔してるし。

一郎はやや不可解な顔をしながらも
納得してくれたらしく次の質問に移る。

「なら、二郎の口にアンタの口紅がついてたのは?」

「それは…
私からしたんじゃなくてアイツからしてきたの」

「「はぁ!?」」


あ、やば。
ついバカ正直に話してしまった。
また面倒なことになりそう…。

あれ?というかさっき声がひとつ多かった気が…。

しかしそれに気付いた時、
既に私は二郎に胸ぐらを掴まれていた。

「ふっざけんなよ!クソアマ!
お前だってしてきただろうが!」

「ちょ、ま、待って。タンマ。暴力反対。」

ハウス、ハウスと唱えても二郎は胸ぐらから
手を離さない。
殴ってこないだけマシなんだろうか。

でも身長差の性で襟を引っ張られる度
足が浮くし息も苦しい。
あとパジャマの下に何も着てないから
お腹が寒い。


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