• テキストサイズ

【R18ヒプマイ】だからと言ってこれはない

第2章 年下のくせに生意気なのよ





***

「ま、また…負けた?」

嘘でしょ?この私が?
この私が中学生如きに3回も負けるなんて!
嘘でしょ…。み、認めたくない!


「どうやらこのまま続けても
僕の勝ちみたいだね」

「ぐっ…勝った瞬間タメ口ですって…?」

なんなのこいつ!
年下のくせに生意気なのよ!
ちょっとオセロが上手いくらいで……。

「じゃ、お願い聞いてくださいね」

ずいっ、と三郎が私に迫る。
その気迫に私は思わず身構えた。

「な、なによ」

と、聞いても三郎は答えない。
そればかりか少し離れたところでアニメを
見ている一郎と二郎を気にしてるようだった。

「…場所、変えようか」

……なんなのよほんとに…。


変に思いつつも場所を変えて
階段の下に移動する。

三郎は少し待っててと私に言うと
2階に駆け上がりしばらくすると1枚の
プリントを持って戻ってきた。


「とりあえず座って」

「…はいはい」

言われるがまま段差に腰掛ける。
三郎も私の隣に座ると何やら恥ずかしそうに
というか…言いにくそうに口を開いた…。


/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp