• テキストサイズ

【進撃の巨人】愛しい君は半透明人間

第1章  愛しい君は半透明人間


「う…」


 リヴァイの腕の中で頬を上気させたが、ポツリポツリと話し始めた。


「最近、兵士同士の結婚が増えていますね…」

「あぁ、そういえばそうだな」

「この間、男性兵士達が言ってたんです…家でも職場でも妻がいると息が詰まる…少しは離れたい、って…」

「だから、こんな事を言いだしたのか?」

「…はい、すみませんでした」

「バカヤロウ…」


 ぎゅう、とリヴァイがを抱きしめる。


「リヴァイさんはいつもこうやって優しくしてくれるから、ご無理をされていたら…と思ってしまって…」

「ごちゃごちゃ考えるな。俺はお前に隣にいてほしい。だから、お前は俺の側を離れるな。いいな?」

「はい」


 きゅうぅ、と抱きしめかえしてくるの頭を、リヴァイはガシガシと撫で回した。


(何だこの可愛い生き物は…。一生、手放したりするものか)


 リヴァイは固く心に誓ったのだった。

/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp