第3章 雄英高校 1-A 個性把握テスト
§ミコside§
相「まず自分の「最大限」を知る。
それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」
ピピッ
705.2メートル
「なんだこれ!!すげー面白そう!!」
「705メートルってマジかよ」
「“個性”思いっきり使えるんだ!!さすがヒーロー科!!」
緑「(ちょっと待てよ…マズイぞ…8種目…いきなりこんな…)」
相「…………面白そう…か…」
『(あぁ、ダメだ。)』
消太さんの悪いところだ。
だが、確かにヒーロー科にいる以上“面白そう”、“楽しそう”などという中途半端な気持ちでいるようじゃヒーローになんてなれない。
相「ヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい?」
「「!?」」
相「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し“除籍処分”としよう。」
「「はぁああ!?」」
除籍処分…
消太さんは去年、1クラス全員除籍処分としてる。
私はそれは消太さんなりの優しさだと思うがな。
中途半端な気持ちでヒーローは目指しては挫折するからな。
緑「(なんだそりゃ!?マズイ…8種目…!
100か0か
僕はまだ“調整”なんて…)」
相「生徒の如何は先生の“自由”」
『ようこそ、これが…』
「『雄英高校ヒーロー科だ』」
入学初日の大試練
緑「(どうする!!僕!!)」