第3章 雄英高校 1-A 個性把握テスト
§緑谷side§
「ここは…ヒーロー科だぞ。」
そういって黄色い寝袋に入りながら言う人。
((なんか!!いるぅ!!))
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君たちは合理性に欠くね。」
そう言いながら寝袋からヌーっと出てくる。
((先生!!?))
「てことはこの人もプロのヒーロー…?」
でも…見たことないぞ…こんなくたびれた人…
「担任の相澤消太だ。よろしくね。」
((担任!!?))
「早速だがこれを着てグラウンドに…といいたいんだが、今年は例外でこのクラスにはもう1人生徒がいる。」
もう1人…?ヒーロー科は推薦入学者2人+18人で20人のはずじゃ…?
「コイツは例外で、生徒兼1年A組の副担任だ。」
((副担任!!??))
「どういうことなのでしょうか!!例外ということは今年のみなのでしょうか!!?」
という飯田くん。
それはそうだ。例外で、と言っているし、生徒なのに副担任だなんて…
「一体誰が…?」
「まぁ、口より入ってきてもらった方がいい。
入ってこい、ミコ。」
「「「!!??」」」
「初めましてだな。
私の名前は黒神ミコだ!
このクラスの生徒兼…
副担任を担当する!」
((ミコ!!??))
そう思ったのは僕だけじゃないはずだ。
きっと
かっちゃんもそう。