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チートなヒーロー少女【轟焦凍】

第2章 個性の暴走


§轟side§


あの後、急いで帰ってきた。

アイツ…、クソ親父にミコのことを聞くために。

「ただいま、姉さん。」



「おかえり、焦凍。
どうだった?入試、受かりそう?」



「大丈夫、だと思う。

それよりアイツいるか。」


姉さんは少しびっくりしていた。
俺がクソ親父いるかなんて聞いたことなんてないからな。
そりゃそうだろうな。



「うん、ちょっと前に帰ってきて訓練場にいるんじゃないかな。」


「わかった。」


訓練場に急ぐ。

聞かねェと。アイツは絶対ミコの事を知っている。




「おい、クソ親父。」


万年No.2ヒーロー、エンデヴァー。


「なんだ、焦凍。」



「お前、黒神ミコって覚えてるか。」



少しだけ目を見開いている。
やっぱりそうだ。コイツは何か知っている。



「なんで今更ミコの事を聞く。アイツはもう…」



「今日、入試の帰りに会った。」


話を被せるように言った。
またクソ親父はびっくりしている。


「そうか、なら話しておこう。」



「やっぱり何か知ってやがったのか。

なんで隠してた。」


「隠していた訳では無い。
お前に話すのは早いと思ったのだ。」


何が早いだ。
何度聞いても何も答えなかったくせに。





「ミコはな…」
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