• テキストサイズ

菊丸英二誕生祭:短編集

第3章 陽だまり。(テーマ:ぽかぽか陽気)


「今、なんて?…うぁっ!!」

驚いて体を起こすと、そこにはばんそうこうを顔に張っていて、大きい目で、なかなかのイケメンくんのドアップが映っていた。
驚きに驚きを重ねて少し後ろに下がると、相手も驚いたようでしりもちをついていた。

「いってて…もう、お昼だよん!きみ、休みじゃなくてサボってたんだ。」

「え?」

もうお昼であることに驚く。なんせ進級式は1時間目に行われたものだったから。
それともう一つ。
そういえば、この子は私の名前を知っていた。しかも、サボりって知っていた。
元気な子の隣にいた落ち着いた子は、クスッとほほ笑んだ。
類は友を呼ぶとはまさにこのことなんだろうか。
イケメンの友達はイケメンなんだなぁ。

「君がさんであっているなら、僕たちは同じクラスだよ。僕は不二周助。」

「あっ…、なるほど。」

「しかも!俺の隣の席だかんね!俺、菊丸英二。」

菊丸くんは、不二くんとは対照的ににかっと明るい笑みを見せた。
イケメンの隣だなんて、この一年なかなか楽しめそうじゃないの。

「あっ、そうだ!お弁当一緒にたべようよ!」

菊丸くんに誘われて、まぁそれもありか。と思った私は誘いに乗ることにした。

「…よろこんで。」

私は、購買でお昼を買って、イケメン二人に囲まれてお昼をつついた。

元気で明るくて、可愛らしい。
そんな菊丸くんに、ちょっとひかれてしまったお昼休みだった。

おわり。
→Next これからの日々。
/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp