第3章 慰めの会
「それにしても、あの3人は何をトチ狂ったのだ?
・・・エルヴィンはいつもの事として」
あぁ、やっぱりナナシもエルヴィンが普通じゃないとは
思ってるんだねと思いながら、ハンジとナナバも酒を煽る。
「それとも調査兵団の男は皆あのように進化するように
出来ているのか?全員が性格破綻者の変態に?」
酒に酔っているとはいえナナシの目がヤバくなってきたので、
ハンジとナナバは慌てて色々フォローした。
「男は皆バカだけど、エルヴィンは別格ってだけだよ!?
ほら、モブリットは普通だろっ!?」
「・・・確かにモブリットは良い人間だ。
あれがエルヴィンのように壊れたら、もうこの世が
信じられなくなって人間なんて滅んでしまえと
思ってしまう程には・・・」
ナナシがテーブルに突っ伏してグズグズ泣き始めたので、
今回の件も相当心にダメージを受けたのだろう。
この姿を見せられたらアホな事をしたエルヴィン達を
擁護する気にはなれない。
つーか、今サラリと「人間滅べ」発言が出たので、
本当にギリギリでヤバかったなぁと二人はゾッとする。