第3章 慰めの会
「強姦魔達に選択肢を与える私はとても優しいと思わないか?」
珍しく酒を飲みながらナナシにそう切り出されて、
ハンジとナナバは困った顔をした。
確かにナナシは優しいのだと思う。
だが、あの3人にした仕返しのエゲツさには度肝を抜かれたものだ。
「あー、うん・・・。優しいというか甘いというか・・・」
「正直ナナシは怒りを小出しにした方が良いよ。
極限まで我慢して爆発された方が被害が酷くなるから・・・」
エルヴィン、リヴァイ、ミケの自業自得とはいえ、
あの四択はきついものがあった。
どれを選んでも地獄というのはなかなか・・・。
(地獄にならなければ罰にも何もなりはしないが)
調査兵団3トップが罰ゲームの余波で数週間行動不能に
なったお蔭で、ハンジやナナバも色々と迷惑を被ったので
素直に肯定する事が出来ないのは許してほしい。