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分からないだけ

第1章 出会いなんて唐突すぎて。


皆と夕餉を食べ始め数時間が経った。


私はある集団の前に仁王立ちをしてソイツ等を睨む。

ソイツ等はお酒で酔っぱらって酔払って寝ている日本号と次郎太刀、岩融に口を大きく開けて言った。


「あの、明日出陣ですよねぇ~~~~!?!?
明日二日酔いになって出陣先で怪我しても私手入れしませんからね!?」


「大丈夫だ主。俺等が二日酔いで出陣先で怪我したことなんて一回もねぇだろぉがよぉお?」


「そうだよぉ~主♡そんなヘマした事なんてないよぉー♪」



「ガハハハッ!気にするな主!!」



「前科ありまくりの奴が何を言う!?
強いからって調子乗っても知りませんから!!」


私がそう怒ると三人は可笑しそうに笑った。


こっこいつらあぁああ!!


「傷一つ作ったら二か月禁酒だから。」


そう呟いた瞬間三人が立ち上がり酒を元の場所に直し急いで別の部屋へ各自移動した。

ふっ…やったね。
私は勝ち誇った顔でピースサインをしてやった。



「主、よろしいでしょうか?」



後ろから穏やかな美声が聞こえた。
振り向くと其処には一期一振さんが居た。



ああ、そういえば後でお話するだのなんだの言ってたっけ?


「はい、何でしょうか?」


「突然申し訳ないと思っているのですが、気になったので聞かせていただきます。
主は如何して女子なのに体を北得ているのですか?」


その質問に私は一瞬頭の中が覚めた。


「…女子でも体を鍛えるのは可笑しくないと思いますが?

まぁ、そうですね…。
簡単に言うと趣味です。体を動かすのって、楽しくないですか?」



嘘ですが。




「………そうですかね?最近の女子は不思議なものですね。」



「ていうか、私は女子としてカウントしちゃいけません。
言った筈ですが私は女子という概念を消したヤツです。本丸の皆さんも、私を女として見てないでしょう。」


「そうですか?私は主を可憐な女子として見ているのですが。」



一期一振さんは不思議そうな顔で私の顔を見る。


可憐な少女。


可憐な、少女



「そういうの、良いので…あまり好きじゃないので。
早く部屋に戻ってください。粟田口部屋へ行って短刀達を寝かしてくださいよ。」


「は、はい…すみません。」


一礼して粟田口へ歩く一期一振。


厄介だ、面倒だ、苦手だ。


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