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分からないだけ

第1章 出会いなんて唐突すぎて。


皆席に着き、私は食堂の部屋の前方に立って皆の視線を集める。


「はーいはいはいはい。皆さーん、look at me!」

手を叩き少し目立つ様にする。一寸恥ずかしいな。
皆私の顔を真面目に見る。む、少し笑ってるやつ居るな。

「雅じゃない…」


「ま、まぁまぁ…」



「今日、皆が待っていた粟田口の一期一振さんが来てくれました。
一期一振さん。」


私は一期一振さんに目を合わせて手招きして彼を呼ぶ。
一期一振さんは少し驚きながらも私の隣に立ち一礼し自己紹介を始める。


「皆さん初めまして。
私は一期一振。粟田口吉光の唯一の太刀でございます。
これまで弟達の面倒して頂き誠にありがとうございました。」


ご丁寧にもう一回礼をする。
すごい、45度曲がってる。


「じゃあ皆さん、新しい仲間が増えたので…!」


私は其処等辺のコップを二つ出してジュースとお酒を入れる。


「一期一振さん、どうぞ。」


「あ、ありがとうございます。」


片方一期一振さんに渡してコップを上に上げる。


「乾杯!!」


と、大きな声を出す。
それに皆合わせて持っていたコップを少し上に上げて楽しそうに「乾杯」と言って食事を始めた。


「じゃあ一期一振さん、弟さん達と食べてください。」


「ありがとうございます…」


「…?如何かしましたか?」


「いえ、此処まで歓迎されるとは思って無かったので…」


「…皆、貴方が来るのを待ってました。
逆にコレが普通なんです。どうぞ楽しんで下さい。」


私は何時もの営業スマイルを一期一振さんに向ける。

すると一期一振さんは少し驚きながら「はい、ありがとうございます…」と呟いた。


ン…?なんか吃驚するような事したかな?


あ、そういえば



「皆さん!先刻は待たせてすみませんでした!」


「謝るのが遅いぞ主ー!」


「かっ兼さん酔ってますね!?失礼ですよ!?」


「あーんたの方が失礼だろー!」


兼さんが酔ってる所為で調子に乗って場を温めて皆を笑わせてる。
一寸失礼だけどね。



「主。」


「一期一振さん?」


「あの、後でご一緒しても良いですか?
少し話がしたいのですが…」



「え、あ…はい。」



一体全体何なのだろうか。


今日はなんか変な日だな。
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