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【イケメン革命】交換の約束〜【R18】

第6章 セスーキスと二重人格ー




「セスさっ…もぉっ…っやぁっ」



アリスはセスに翻弄されていた。罰の1時間が始まってからセスは5分〜10分するとすぐに唇を離してしまう。

「…やぁめたっ☆」

「っ、やめ、なぃでっ…っ、おねがっ…」

「…だめよ。もっかい最初からねっ」

「っそ、んなっ…」


またやりなおし。


「…っ、も、…っ、む、りっ」

「…そう?じゃあ、休憩する?」

「っ、!?っ、それ、って…」

「そうよ。また最初からってことっ」

「っ!!やぁ、っ、つづけて、っ、セスさんっ」



何度も何度も繰り返されて続けていたら1時間なんて過ぎてるんじゃないか。と思えるほど時間が経っていた。




「ほら、唇が離れてもうすぐ1分。また始めからになっちゃうけど、いいの?」


真底楽しそうにセスが問いかける。


「っやぁっ、やめないでっ…おねがっしますっ」


アリスはセスの頬を両手で掴んで自ら唇を重ねる。セスは楽しそうにそれに答える。


「んんっ、…」


アリスの脳みそはふやけきっていてほとんど機能していなかった。


20分を過ぎた辺りでまたアリスの身体が反応する。膝がガクガクと震えて大きな何かに飲み込まれそうになる。



「…また、波がきたか?」


再び聞こえる低い声に身体がビクつくのがわかった。




「逃げないと、約束できるか?…そうしたら、最後までキスを続けてやる。」

息継ぎの合間のセスの声。


「どんなに大きな波がきて、飲み込まれても逃げないか?」


膝の震えが止まらない。


「イキ続けて逃げたくて、快感が怖くてもキスを続けられるか?」



何度も問いかけられる。低くて甘い、でも少しほろ苦い声。



「…っ、こ、わいっ、」


身体が自分じゃないような感覚に陥って、もうすでに逃げ出したい。でも、でもーー



「…約束できるなら、逃げないと約束するなら怖さを忘れるほどキスしてやる。」


セスさんがーー


「…さいごまで、そばに…いてくれ、る…?」


「…当たり前だろ、…どんなにふやけても、そばにいる。」



アリスは力なく微笑んで小さく頷いた。




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