第5章 ルカー匂い番外編ー弱点罰シリーズ
「っ、すみれっ、」
「っ、るか、す、きっ、ずっと、そば、にぃて、ー?」
「っ!?」
ルカが息を飲む。アリスだけじゃない。ルカの目にも涙が溜まる。ルカは堪らない気持ちになってアリスをキツく抱きしめる。伝えたいーー
「っ、すみれ……あい、してます。」
それはしっかりアリスの耳に届いて
「っ、!?ーーッあああーっ!」
その言葉で大きくて深い絶頂を迎えるアリス
「…、どんなすみれも受け止める、愛してる、もっともっと、全部みたい…」
マスクで口元は見えないが見つめてくれるアリスの大きな目から微笑んでいるのがわかる。
「…ぁたし、も、どんな、るかでもっ、全部、すきっ…だからっ、るかの、だって、ぜんぶ見たいよっ、ねぇ、るかっ」
自分がアリスの全てを受け入れるように、アリスが自分の全てを受け入れてくれる。それがわかっただけでルカの支配欲がスーッと落ち着いていく。
「っ、すみれ、あいしてる、」
「っ、ん、んーッ、ぁあ、ッる、かっ、」
「、すごく、かわいいよ、すごくっ、」
「っ、あぁ、ーっる、か、っ、また、いくのっ、」
「…いいよ、もっと、見たい…」
「まだ、なのっ、ぉわらない、のっ、」
「、うん、見せて、もっと、壊れちゃっていい、」
「っ、やぁ、っ、くるっ、おっ、きぃのーーっ、ぁあ゛ーー」
絶対を迎えるたびにアリスは綺麗になる。
「…まだ、もっと、こわれられる、よね…?まだ、隠してるでしょ?、おれに、…俺だけに、見せて…?」
底を知らないアリスの美しさはルカの心を誘惑し続けてるようで。ルカに求められアリスは刻々と表情を変える。愛する人に求められ彼女の底はどんどん深く妖艶になる。
ルカの為に羞恥を捨て全てを曝け出すアリス。もちろんルカもアリスに知られたくない自分の弱さを曝け出す。嫌われるのはお互い怖い、でもお互いそれを受け入れ合って混ざり合う。ダメなところを見せてくれるのはこんなにも嬉しいものなのか。
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