第5章 ルカー匂い番外編ー弱点罰シリーズ
「っ、はぁ、すみれ…、きれいっ、…」
ルカはアリスのその姿から目が逸らせずにいた。女になっていくアリスの妖艶な様子。それは美し過ぎてルカの心を鷲掴みにする。アリスの色気にやられルカの方が気絶してしまいそうなほどだ。ごくっと唾を飲み込む。
「っ、すみれ…、すみれ…、っ、すみれっ、」
無意識に名前を呼んでしまう。この子の全てが自分のものであってほしい。誰にも渡したくない。こんなに綺麗な女性が自分の運命の相手だなんてー自分だけのアリスだなんて。嬉し過ぎて叫び出しそうになる。絶対に失いたくないー
「っ、んんん、ん゛っ、!?」
絶頂しては潮を噴き出し、もちろん噴かずに何度も達する。涙を流してそれでも愛する人の匂いに包まれて幸せで。アリスの理性はもう残ってなかった。
「っ、すみれっ、やっと、っ」
15分経過した事をルールの紙に知らされルカは慌ててアリスの元へと駆け出す。そして頭を優しく撫でる。
「っ、ここにいるから、こわくないよ、すみれ、聞こえてるかな…?」
アリスの目がルカを捉えて、待っていたとばかりにポロポロ涙を流す。縫い付けられた口が15分経過と共に解放される。
「…る、か、っ、るかぁっ…」
「、すみれっ、すごくきれい、ほんとに…ずっと見てたいっ、ごめん、でも、本当に、できるなら、ずっと、」
「っ、きらい、なら、なぃで、おねが、っるかっー」
「っ!?、ならないっ、なにってるの?…どんどん好きになるよ、っ、……俺の方がこわい、こんな綺麗な人が、おれなんかの運命の相手だなんてっ」
「っ、るか、ぁーーっ」
「っで、も、離さないから……すみれは俺の、俺だけのアリスだからー、すごく、きれいだよ、っ、」
「っは、ぁ、ぃっくーーッ」
「…ねぇ、すみれ…、俺、本当はすごくわがままで欲深いみたい、…すみれの全部が見たいし、全部欲しいんだっ、こんな気持ちなったのはじめてで、っねぇすみれ…、こんな俺、きらいに、なるかな…?」
アリスが首を振る
「っ、るか、がぃぃの…るかじゃ、なきゃ、だめなのっ、こんなに、あなたの匂いで、っ匂いだけでっ、幸せになれる、のにっ…そんなこと、き、か、ない、でっー」
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