第5章 ルカー匂い番外編ー弱点罰シリーズ
強張りが取れトロトロと蕩けるアリス。その表情はルカの心を優しくくすぐる。
「、すみれ…おれの、匂い、もう嗅ぎたくない…?」
「っ、やぁ、っ、ずっと、かいで、たひーッんんっ」
「じゃあ、もっと、吸い込める…?」
「…ん、」
「一回全部はいて空っぽにして?」
「…」
「吸い込めるだけ、一気に、吸い込んで…?」
「っ、ーーッ、…ーーーっ!!」、
「っ、やっぱり、すごく、きれいっ、ねぇすみれ…もう一度。…何度も続けて。…俺の匂いをかいで、俺の前でおかしくなって…」
「っ、るか、るかぁ、っ、る、かーーぁぁぁあッ」
「…もう一回。…おれ、感じてるすみれを見るのが癖になっちゃう、かも、…それでも、きらいにならない…?」
「っ、なら、なぃーーうぁ、ううう、ぁっ」
「、ねぇ、すみれ、もういっかい、」
アリスがコクリと頷いて思いっきり吸い込む。
「ーーっ、あ、はぁっ、あぁ゛」
「…、つづけて、罰がおわるまで、」
「ぁ、ぁ、あーーっる、かぁぁ、っ」
「…もっと、きもちょく、なって、すみれ、こわれて…ねぇ、…こわれちゃえっ、」
ルカがマスクの中の匂いの密度を上げる。罰とは一切関係ないそれはルカの中にある秘密の部分。ー性癖
「っっ、うぁーーッ、ぁあぁ゛ッーっい、やぁーッ」
濃くなった香りにアリスの限界は突破しポロポロと涙を流して叫び狂う。
「っ、いや、じゃないでしょ?…もっと、って言って…?もっと、きもちよく、なりたいって、」
「っ、はーーッ、あ…あー、あ…あぁ…ぁ」
「…、あいしてるよ、すみれ、」
30分経過して罰が終わるとアリスが解放される。ルカはそっとアリスを抱きしめた。もう彼女に意識はない。
「、すみれ…、ありがとう、」
全部見せてくれてありがとう。
俺を受け入れてくれてありがとう。
俺の運命の人でありがとう。
「、あい、してる…」
ルカがアリスの弱点を再び責めるのはまだもう少し先のお話。
ルカー弱点罰ーEND