第4章 ルカー匂いでふやけ溶けるー
「っ、だめ、なのっ、ーーァァっ、ぁ、」
それはそれは深く何度もアリスを飲み込んで
「、ひっ、ァァ、ーる、か、ーーッ」
名前を呼んででもそれは自分を狂わせる本人の匂いで
「っ、も、…も、ぉ、イキた、くな、、ッあ、あっ」
逃げたくても許されない
「…すみれ…、かわい、よ…すごく、」
飛びそうな理性。まだ残ってるのを恨めしく思うほど羞恥心が心を乱す。
「っ、っ、ーー」
アリスは無意識に鼻呼吸をやめる。口がだらしなく空いて朦朧としていた。
「…すみれ…だめ、だよ…?この課題のルールはね、鼻で息をするのを、やめないことなんだ…」
「っ、そ、んなっ、」
「…もちろん、1時間経たずに離れちゃってももう一回最初から、それは、わかるよね?…あと意識を飛ばさないこと…」
わかる、でもーできない
「っ、も、こわれ、るっー、ぁ、ぁ、こない、でッ、ー」
これ以上吸い込んだら頭がおかしくなる。わかっているからアリスは鼻で呼吸することができない。
「っ、だめだよ、すみれ、鼻で呼吸して…?…俺の匂い、いっぱい吸い込んで…?」
「っ、む、り、ぃや、ゃ、ヤッ」
首をイヤイヤするアリスにルカの支配欲が波打つ
「…、じゃぁ、手伝ってあげるね、」
ルカの指先がスーッと動いてだらしなく空いたアリスの唇をきゅっとつまむ。ーー息ができない
「…ごめん、ね?…くるしい、よね?…でも罰は受けて欲しくないからっ、すみれ…鼻で呼吸して、」
罰を受けて欲しくないのは嘘ではない。でも今ルカを動かしてるのはもっと、もっと、壊れて欲しい。そんな支配欲
「っ、ーー」
ついに我慢できなくなってアリスが鼻から目一杯息を吸い込むーー
「ーーッ、あ、いゃぁぁあーっ」
アリスの唇を摘んでいるルカの指先には先程振りかけた香水が付いていて吸い込んだ瞬間に鼻腔を通って脳天まで突き抜けていく。
「っ、こ、われ、るッ、こわれ、ちゃーーぁぁあ゛あ゛」
喘ぎ声が少女を捨てて女へ変化していく。ルカが思わず息を飲んだ。知らないアリスの一面が見えて欲望が増幅する
「っ、つ、あ゛あ゛ーっ、イ、いくっ、イクのっ、ッ」
ルカは欲望に従うように唇を摘んでいた指先をゆっくりアリスの鼻の下へ移動させその際をなぞった。
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