第14章 ランスロットー執着とキスー
「望むものはなんでも与える。俺の側からいなくなること以外ならなんでも。」
「…っ」
「俺がすみれに望むのは1つだけだ。ここで俺の側にいろ。」
そう囁くとランスロットはキスを再開した。
「っ、ん、ん、」
アリスの抵抗が心なしか先ほどより弱くなっている気がする。それでもバタバタと暴れている事にはかわりない。ランスロットはその抵抗を易々と交わしながらアリスの口内を侵す
「っは、ぁ、…っ」
だんだんとアリスから甘い声が漏れる。
「…んっ、ぁ、ぁ、…」
「っ、…」
ランスロットの顔が小さく歪んだ。
「…ランス、ロット…?」
「…変わってないと言ったが前言撤回する。貴様も大人になったようだな」
「…へ…?」
「こっちが押されるほど色っぽい。…それは煽っているのか。」
「っ、な、何言ってっ」
「ほう。無意識か。それは面白いな。…俺の知らない10年がすみれにもあるだろう?それを知ったら嫉妬で全て塗りつぶしたくなるだろうから聞かないが…」
「っ、ランスロット、」
「やはり貴様を離すことはできそうにない。唇を重ねてるだけでこんなに満たされている。」
諦めろーー
そう囁かれるとランスロットのキスが急に激しさを増した。
「っ、ん、ゃっ、…」
そしてそのまま時間が来るまでひたすらに唇を奪われた続けた。
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